認知症介護基礎研修

ここでは、介護職を目指している方や認知症介護基礎研修について知りたい方に、資格を取得するメリットや難易度、受講の費用相場などをご紹介しています。取得方法と条件も解説していますので参考にしてください。

目次

認知症介護基礎研修とは

認知症介護基礎研修は、認知症への理解を深め、認知症介護においてケアに必要な基礎知識や技術を習得するための研修です。

認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)に基づき、2021年4月には受講が義務化。これに伴い、無資格で働く介護職員に対して認知症介護基礎研修の受講が義務付けられました。研修内容は基礎的なもので、講義と演習がそれぞれ3時間ずつで6時間程度とハードルは低めです。さらに、受講のために必要な資格や経歴などはなく、誰でも申し込めば受講することが可能です。

参照元:厚生労働省HP(https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/nop1-2_3.pdf)

認知症介護基礎研修を修了するメリット

認知症の方への理解が深まり適切なサポートが可能

認知症介護基礎研修は、認知症に関する知識やスキルを学ぶための研修であり、認知症の方への適切なサポートとサービスの質を向上させる狙いがあります。

2025年には65歳以上の高齢者の5人に1人は認知症になるといわれる現在、介護職員による認知症介護に関する知識やスキルの向上は急務です。サービスの質を高めるだけではなく、認知症の利用者への不適切な対応の防止にも役立つのではないかと期待が高まっています。

費用負担が少なく短期間で認知症ケアの基本が身につく

認知症介護基礎研修が義務化された背景には、今後も認知症の方の増加が見込まれるにもかかわらず、認知症ケアに関する基礎的な研修がないという状況がありました。そこで介護サービス従事者向けに、費用負担も少なく短期間で習得できる資格として誕生したのが認知症介護基礎研修です。

無資格者を対象としているため、基礎的な認知症ケアに関する知識や技術、考え方なども修得しやすいように工夫されています。

参照元:厚生労働省HP(https://www.mhlw.go.jp/content/12300000/000519620.pdf)

認知症介護基礎研修の難易度

柔道整復師や福祉用具専門員など、認知症に関する科目を受講した場合や、介護に携わる可能性がない職員など、受講が免除される条件もあります。また、代表的な介護の資格である初任者研修をはじめ、多くの介護関連の資格が免除資格として定められています

参照元:東京都HP(https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/kourei/koza/ninchi/kiso_e-learning.files/4kiso_faq.pdf)

認知症介護基礎研修の取得方法と条件

認知症介護基礎研修の取得方法は、各自治体や事業を委託されている民間団体などにより行われている研修を受講。研修受講後に、受講証明書が発行されます。

受講の形態には、eラーニングや集合型などの形態がありますので、自治体などの広報や関係するホームページなどで確認が必要です。また、申し込みは受講者個人で行うのではなく、従事している介護保険施設や事業所の責任者を通じて行います。

認知症介護基礎研修の対象者となる条件は、介護保険施設や事業所などで介護職に従事している方で、医療や福祉関係の資格を有さない無資格者とされています。受講のための経験年数や資格の有無は問われません。

認知症介護基礎研修の費用相場

認知症介護基礎研修の受講にかかる費用は、3,000円程度が一般的。自治体によって費用は異なり、無料でおこなっている自治体もあります。非常にリーズナブルな認知症介護基礎研修ですが、初心者でも6時間程度で効率良く、認知症に関する知識や介護スキルを学ぶことができます。

参照元:東京都福祉局HP(https://www.fukushi.metro.tokyo.lg.jp/zaishien/ninchishou_navi/gyouji/kaigo_kenshu/kiso/index.html)

また、 取得にあたり試験はなく、講習と演習を受講すれば受講証明書が発行されるため、難易度は高くありません。

まとめ

認知症介護基礎研修は、2021年4月から介護職などに取得が義務化された研修です。現在は経過措置期間のため介護職として働くことができないということはありませんが、2024年4月以降は完全義務化となります。短時間でありながら、取得することで多くのメリットも得られるため、介護職を目指す方は早めに取得しておいたほうがよい資格ともいえます。

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