超高齢社会とされる現代では、認知症の患者さんも増加傾向にあります。
このページでは認知症介護実践者研修の資格取得を目指している方に、資格を取得するメリットや難易度、受講の費用などをまとめていますので参考にしてください。
認知症介護実践者研修は、認知症介護について深く学ぶことができる研修です。認知症介護の専門家として、認知症の患者さんの状態に応じた日常生活の支援をするための知識や技術を学ぶことを目的としています。
試験はなく、カリキュラムを修了することで資格を取得でき、研修の期間は2〜3ヶ月間程度です。介護職でスキルアップを目指している方であれば、高いレベルの介護サービスを提供することが可能になります。
認知症について学べる研修は、認知症介護実践者研修だけではありません。介護職として、リーダー的なポジションを目指す方であれば、上位資格として認知症介護実践リーダー研修や認知症介護指導者養成研修などもあります。
また、認知症ケアのプロフェッショナルとしてキャリアアップを目指す方なら、認知症ケア上級専門士などもおすすめの資格です。こうした上位資格の場合、一般的には認知症介護実践者研修を修了していることなどが受講要件になっている場合がほとんどです。
認知症介護実践者研修では認知症の介護について深く学ぶので、レベルの高い介護サービスを提供できるようになり、介護技術の向上につながります。研修の修了者は指導的なポジションを任されたり、やりがいのある業務を担当できる機会が多くなり、キャリアアップも可能です。
介護職の仕事をするうえでは経験を頼りにする場面も多いですが、こうした経験や感覚に依存するのではなく、認知症の患者さんの状態に適したケアができるようになるのは大きなメリットです。
認知症介護実践者研修はカリキュラムをすべて受講すれば修了となります。資格取得のための試験もありませんが、学習内容はハードです。
講座や実習のほかに課題やレポート提出が必須。認知症に関しても実践的な内容になるので、現場での経験や基礎知識がない方にとっての難易度は高いと思われます。
認知症介護実践者研修の取得方法は、指定されたすべてのカリキュラムを受講すること。対象となる方は、介護保険施設や事業所に従事する介護職員などとされています。ただし標準カリキュラムが定められていますが、研修の期間などは研修を行う施設によって異なり、取得方法に関しての詳細も各都道府県により異なります。
また、受講する場合の条件にも都道府県ごとにさまざまな条件があり、所属する事業所や施設からの推薦を必要とするところもあるようです。そのため、詳細は各都道府県のホームページや研修施設に確認しておく必要がありそうです。
認知症介護実践者研修の受講費用の相場は、一般的に25,000円程度とされていますが、地域や研修施設によって大きな差があります。たとえば、東京都のように無料で受講できる自治体があるのに対し、38,000円といった受験費用がかかる自治体もあります。さらに、受講費とは別に教材の費用がかかるところもありますので、詳細は各都道府県のホームページなどで確認してください。
また認知症介護実践者研修の申し込みは、介護施設や事業所経由で行うため、費用負担してくれる事業所もあるようです。
参照元:山口県社会福祉協議会 福祉研修センター 公式HP(https://yg-fkc.com/nocalendar/令和5年度認知症介護実践者研修)
認知症介護実践者研修は、認知症介護のプロとしてステップアップする際に有利に働くだけでなく、転職する際にもアピールできるので有利になることもあるでしょう。また、認知症ケアのエキスパートとして活躍の場が広がります。受講の学習内容は大変ですが、介護業界で指導者としてのステップアップを目指すのであれば取得したい資格のひとつです。
当サイトは、介護の仕事を始める上での最初のステップとなる初任者研修について特集した専門メディアです。TOPページでは、初任者研修の受講を検討している方に向けて、おすすめ3スクールを特徴別に紹介しています。違いが分かりにくいと思っている方、自分に合ったスクールを見つけたい方は参考にしてみてください。
これから介護業界で働くなら、初任者研修スクールは就職支援体制が整った"大手"から検討するのがおすすめ。全国で開講している教室数が多かった大手3スクールを特徴別に紹介します。学ぶ内容は同じと言えど、特徴に細かな違いがあるので、あなたに合ったスクールを選びましょう。
・受講料は32,450円(税込)~ (※1)
・受講者満足度96.9%(※2)
・専属コーディネーターが個別に就職支援
(※1)キャンペーン価格抜きの定価。地域によって差あり
参照元(https://www.miraicare.jp/course/beginner.html)
(※2)2023年7~9月に受講生2140名へ調査
・初任者研修と実務者研修のセット受講が可能
・基本と応用にこだわってスキルアップ
・介護福祉士資格取得に向けて、効率的に学習できる
・全国で約1900の介護事業所を展開(※1)
・週一や短時間勤務など、求める働き方が見つかる
・在宅系から居住系まで、幅広いサービスで活躍できる
(※1)2023年12月1日調査時点 参照元(https://www.e-nichii.net/kaigo/list/)
【選定条件】Googleで「初任者研修」と検索し、公式サイトが表示された上位30校のスクールのうち、全国に持つ教室数が最も多い3スクールを特徴別に紹介(2023年12月1日時点)
■未来ケアカレッジ(教室数57)、■三幸福祉カレッジ(教室数122)、■ニチイ(教室数300以上)